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日本のインターネット広告費のおはなし

ちょっと前の話で恐縮ですが、2019年2月28日に電通が
2018年の総広告費の媒体別・業種別広告費を発表しました。

それによると、2018年の総広告費は、6兆5,300億円(前年比102.2%)となり、
7年連続のプラス成長となったようです。

この結果だけ見ると、全体的に各メディアの広告がまんべんなく伸びているように
思われるかもしれませんが、実は伸びているのは「インターネット広告」のみで、
新聞、テレビなどの「マスコミ広告」、看板・交通広告・折り込みなどの
「プロモーションメディア広告」はいずれも前年比を下回っています。
つまり「インターネット広告」だけが一人勝ちしている状況です。

「マスコミ広告」の中でも「テレビ広告」は1980年あたりからその勢いを増し、
ついに1996年に「新聞広告」を抜きました。
当時これは、衝撃的な出来事だったと思いますが、時代が変わり、その「テレビ広告」を
今「インターネット広告」が追い抜こうとしています。

既にアメリカでは、2017年に「インターネット広告」が「テレビ広告」を追い越しており、
世界的にもその流れは止まりそうにありません。

何年か前に、日本でも2020年には
「インターネット広告」が「テレビ広告」を追い越すという予測がありましたが、
このままの勢いで行くと、2019年にはもしかすると追い越す可能性があるのでは?
と個人的には思います。

あるデータでは、
10代20代の若者のインターネット利用時間は
テレビ視聴時間を大きく上回っているというデータもあります。

そのような世代に向けた「動画広告」も近年伸びており、
今後ネット広告は日本の広告業界の中心になってくることは間違いありません。

(出展)

投稿者プロフィール

浅野 良夫
浅野 良夫ウェブコンビニエンス 代表
インターネット黎明期に「料理の凡人」「The!対決」「北摂コミュニケーション」などのサイトを作成し、日本経済新聞・週刊アスキーなど多くのメディアや雑誌に紹介されました。その後、ウェブクリエイターを経て、現在はウェブディレクター・マーケターとして活動中です。

ウェブコンビニエンスは、様々なビジネスモデルを「カタチ」にします。19世紀の自然科学者ダーウィンはかつて「進化の過程で生き残るのは、最も強い生き物ではなく、最も環境に適した生き物である。」と言いました。

100社あれば100個のホームページがあり、生き残るための内容はそれぞれの環境によって変わってくるべきだと思います。御社、サイト、そして私がともに成長できれば最高の「カタチ」だと考えております。